てん　　しん　　　き　　　むら
天津木村

　　　◎吉本のお笑い芸人。１９９９年、お笑いコンビ天津でデビュー。
　　◎２００８年、エロ詩吟でブレーク。
 

　あれは一体、いつのことだったろう？筆者がイオン東浦で交通誘導の仕事をしていた頃なので、２００８年〜２００９年までのことには違いない。いや、待てよ、そろそろ天津木村も落ち目になっていた頃だったので、たぶん、２００９年のことだろう。いつものようにショッピングモールの自動ドアの前に立ち、『いらっしゃいませ〜』とお客さんに声かけをしているとアラマキさんという年配の大先輩がやってきて、��おい！ぜんぜん声がでていない、もっと声をだせ、誘導はこうやって、こうするんだ″、『やれ、やれ、やれ』と大声を出し始め、厳しい指導が始まった。

（わけもわからず怒られまくったが、結局、あれは何で、誰だったんだろう）とその翌日、朝早く起きて、ＴＶで確認したら、それがなんとエロ詩吟でブレークしていた天津木村だった。ちょうどその頃、「映画がおっぱい!?」を書いていた時期でもあった。

　そして、『〜あると思います』といつものネタを披露する木村のＶＴＲを見ながら、女性芸能レポーターが、

『木村さんが放送禁止用語ばかり云うので、奥さんたちの顔は真っ赤だったそうです』

　てなことを解説していた。

　それを観た筆者、��あんだけさんざん云われて、エロ詩吟かよ！″と思ったら、憎んでも憎み切れない感情が湧きあがったのを憶えている。

　何度も云うが、それは２００９年の出来事だ。

　今、お笑いは下火となっている。観れば観るほど、寒々としたものを感じる。

　お笑いに熱が戻って来て欲しいと願ってはいる。

　が、しかし、はたして吉本の復活などというものが本当にあり得るのだろうか？

　そこんところを天津木村にマジで聞いてみたいものだ。

　　２０１２年２月１８日